子持山頂 10:59
山頂に着いたが誰もいない。
気温はこの時期にしては高く、8.5℃もある。
無風でぽかぽかして気持がいいなあ。
石に寄りかかり、うたた寝してしまいそうだ。
朝は快晴だったが、南の方は霞が掛かっている。
上空には飛行機雲が広がり、水蒸気を含んだ空気が入り込み、明日には天気が崩れる予感がする。
浅間山から上越国境、白根・皇海山までは、すっきり見渡せる。
赤城・榛名は霞んできた。
立木が無ければさぞかし景色が良いだろうに、残念である。
しかし、葉が落ちた隙間から見透しが利くのは、青空と相まってこの時期ならではの醍醐味である。
いつものようにカップうどんとパンで昼食を摂る。
帰りは鉄塔経由だとだいぶ遠回りなので、真っ直ぐ降りる事にした。
子持山へ
今まで楽をしてきたせいか、だいぶ急坂に感じられる。
小峠分岐で行き会った人が、駆け下りて来た。
いつも登っているようで、軽装の上長靴でした。
小峠分岐 10:20
小峠から登って来た人は、そのまま山道を歩いていったようだ。
私は、林道を鉄塔方向に進んでみる。
浅間山
林道を歩く
日向は雪が解けている。
今日は、風も無く暖かい日だ。
辺りはとても静かで、雪面に野うさぎの足跡があるのみだ。
子持山には、熊が数頭いるとの事だが、この時期冬眠しているだろう。
林道を歩く
緩やかな坂が続くので、アイゼンは使わなくて良さそうだが、念のためザックの中に入れて行く。
タイヤの跡が新しい、踏み跡も幾つか有る。
ダラダラと林道歩きの始まりだ。
林道ゲート
この道路は、NTTの専用道路で、関係者以外の通行は禁止となっています。
山頂西にある、NTT子持無線中継所鉄塔の管理用道路です。
道路を塞がないように駐車しましょう。
ここは、路肩が少し広がっていますが、大きな車は方向転換が出来ません。
林道入口 9:21
天文台駐車場を過ぎ進むと、子持山登山道の標識があり、右の林道を進みます。積雪は、10cm程度ですが、砂利道が荒れていてだいぶ凸凹です。
檜林を走るとゲートが見えて来る。
合流点 10:52
枝の向こうに獅子岩が覗く。
ライオンの頭の上に石碑が立っているのが分かる。
もう直ぐ頂上であるが、雪の量が増えてきた。
これから雪庇が出来てきそうな場所だろう。
林道を歩く
林道は、大きく折れて南へ登ってゆく。
雪の量は殆ど変わらず、まだ15cm程度。
大きなNTTの鉄塔が見えてきた。
脇を左に登ると、子持山へ向かう山道だ。
林道を歩く
下からNTTの車が登ってきた。
桧林の間から下にぐんま天文台が、見下ろせる。
草津白根山・本白根山・横手山もすっかり白くなっていた。
雪化粧した浅間山からは、白い噴気が大量に立ち昇って見えた。
噴火警戒レベル2、火口周辺規制がまだ続いているので、近づく事は引き続き無理でしょう。
草津白根山と横手山
ぐんま天文台
鉄塔東広場 10:35
鉄塔東上は、広場になっていて、工事中にはヘリポートとして使用さてていたと思われる。
潅木が回りに茂り、見晴らしはあまり良くないが、日当たりが良いので、団体さんが休むには絶好の場所である。
この先、急坂の山道を登ってゆく。