袈裟丸山歩き-1  H21 05-31
郡界尾根登山口   14:13

 砂利道の道路を少し登ると、郡界尾根登山口が見えた。
こんな天気でも車が6台止まっていました。
まだあの4人は降りて来ないようなので、私の歩いた所の方が沢歩きで大変だったが、早かったようだ。

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山域別記録
南西尾根から沢に

 急坂をどんどん降りると突き出した岩に出た。
このままとても降りられそうにないので、遠くなるが左に進路を転換。いっそう急坂になり、木の枝に捕まりながら下りる。
そろそろ底で沢が近くなって来た。
八反張へ

 急坂を八反張へと降る。
通行禁止なのであくまでも自己責任で行動します。
特に今日は、雨で足元が滑りやすく慎重に注意して下りました。
袈裟丸山歩き1へ
合流点  13:24

 相変わらず雨はシトシト降っている。
降りた沢は、郡界尾根南の本沢では無く、支流だったようで右から大きな沢が合流して来た。
 カメラのレンズが、曇ってきた。どうやら水が染込んだらしい。
良く見るとカメラを拭いていたタオルもびっしょりである。
カメラを壊しては、たまらないので撮影を減らす。
アズマシャクナゲ(東石楠花)

稲包山で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)
南西尾根を降る

 低木の林の中をすり抜けて進む箇所も有る。
勾配はそれほどきつくないので、登りに使っても良いだろう。
赤い物が目に付くと、アカヤシオの咲き残りであった。アカヤシオは諦めていたのでとても嬉しかった。
 黙々と高度を下げていくが、枝に赤テープが有るので迷わない。
南西尾根を降る

 尾根北側は、藪や低木の林でシロヤシオの蕾が多い。
木の密度が濃いので南側を進む。
南面は、笹原で開けている場所が多く、ダケカンバの林等で気持が良い。
南西尾根へ

 もと来た道を戻るのは、面白くないので前回目を付けていた、花の多そうな南西尾根へ行ってみよう。
踏み跡らしき物が有り、赤テープも所々付いている。
足元は、笹だが丈が短く藪コギまでは行かない。
前袈裟丸山頂 12:22

 山頂北側では、オオシラビソの枯れ木の向こうに、後袈裟丸山、鋸山、庚申山まで見えた。
前袈裟丸山には誰もいません。
 雨が降り続いているので、休まず南西尾根を下りましょう。
地図上では、南西尾根をずっと降り、沢を歩いて林道に出るのが一番近いから、うまく行けば早く降れるかも知れない。

後袈裟丸

ゴヨウツツジ(五葉躑躅)別名シロヤシオ

日付順山行記録
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小丸山

後袈裟丸山 標高1,908m 
(単独行)
天気:雨
前袈裟丸山 標高1,878.2m
(単独行)
天気:雨

山頂気温:10.8℃
八反張  11:52

 八反張群馬側で南向きの斜面の岩場には、お目当てのユキワリソウが咲いていました。ピンク色でかわいらしい花です
サクラソウの仲間ですが、ハクサンコザクラより小振りで群落を作っていました。
登山道の傍らにも咲いているので、踏まないように気をつけましょう。他には、オオカメノキの白い花が咲き、シロヤシオは、まだ蕾でシャクナゲもありました。
 八反張を登り切ると、小丸山が覗き見え、これでもか、これでもかと思えるほどのシャクナゲのお出迎え。
今年は外れ年と思っていたが、大間違いでした。
トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)

ヤマツツジ(山躑躅)

南西尾根から沢に

 進路の南西尾根が、南に向きを変えだした。
このまま行くと郡界尾根からどんどん離れ、戻るのに車道を引き返す距離がとても多くなってしまう事になる。
鹿道が有り、先にはミツバツツジも咲いている事だし沢へ降りてみよう。
後で考えるとこれが大きな間違いでした。
沼田市-みどり市境界  14:27

 郡界尾根登山口から車を停めた切り通しまでとても遠く感じました。
歩いた時間は長くは無いのだが、気疲れした後半であった。
最後の方は、曇ったレンズのお陰で画像が悪くなったが、苦労した証拠でした。
カメラは、結局壊れませんでした。
ムシカリ 別名オオカメノキ

イワハタザオ(岩旗竿)
ユキワリソウ(雪割草)
アカヤシオ(赤八汐)
ズミ
ヤマザクラ(山桜)
林道出会い 14:07

 沢を延々と歩き続けたら、植林されたカラ松の林が見え、林道にやっと到達しました。
林道を少しだけ歩くと、工事の終わった本線に直ぐ出て一安心。
長く掛かった道路工事も終わり、通行止めも解除されたようだ。

沢歩き

 歩き易い所を見つけながら、右へ左へ沢を渡り延々と下って行く。
沢を歩けない場所は、鹿道を辿り高巻く。
鹿の頭蓋骨や毛の塊があったり気味が悪く、ここは動物達のテリトリーで人間の来る場所では無いらしい。
沢に降りる  13:13

 降りきると、枯れ沢に出た。進路を左にとり、西へ向かう。
 印刷してきた2万5千分の一の地図は、合羽のポケットに入れておいたので既に雨でぐしょぐしょになってしまった。
私のプリンターは、耐水インクなのだが、雨の日はホルダーに入れ首からぶら下げた方が良さそうだ。
南西尾根へ

 尾根北側は、シャクナゲ群落で藪になっている。
少し近づいたが、歩きにくいのでまた元の踏み跡に戻る。
袈裟丸山から南西尾根を下る

庚申山

鋸山

岩場に咲くユキワリソウ


崩壊箇所  12:54

 尾根が細くなり、北側に大きな崩れた跡が見えた。
山がごっそり崩れ落ち、木が生えていないので最近出来た物だろうか。
南西尾根を降る

 高度が下がってくると、シロヤシオは満開である。
郡界尾根と違い、大きな木は少ないが密集している。
アカヤシオも多いはずなので、また来年来て見よう。
前袈裟丸山へ

 八反張を登り切ると、小丸山が覗き見え、これでもか、これでもかと思えるほどのシャクナゲのお出迎え。
こんな藪こぎなら大歓迎です。
 今年は外れ年と思っていたが、大間違いでした。

 途中で塔の沢コースから登って来た人と出会いました。
長い距離を雨の中お疲れ様です。
後袈裟丸山から前袈裟丸山へ H.21年  5月31日

袈裟丸山の地図

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