日本武尊像
日本武尊像を右に見て山頂は近付く。
雪崩跡かな、笹原を削ぎ落としたガレ場も有る。
今まで人が少なかったが、頂上に近づくにつれどんどん多くなる。
家ノ串分岐 9:34
左は武尊山系を連ねる家ノ串から剣ヶ峰、前武尊へ続く稜線で、右は武尊本邦の沖武尊山頂へ向かう。
中ノ岳の左を廻り込むように進むと笹清水が有る。表示には、菩薩界の水と書かれ修験者の信仰の表れか。
鎖場
鎖場が2ケ所続く。
団体さんがいれば渋滞になるだろうな。
乗り越えると森林限界を超えるので景色が変わり、気分も良い。
雪原を行くともう下山して来る人もいました。
急坂へ
水が流れるの先には、大きな雪原が残っていました。
登山道が消えても足跡を辿れば、笹の隙間に踏み跡を確認。
辺りが開け、皇海山や赤城山が見えた。
この登りは、苗場山の雲尾坂のようである。
セビオス岳 8:32
斜面に小湿原が現れた。これからコバイケイソウ等が咲くようです。
端の方に少しだけイワカガミとミツバオウレンを見つけました。
セビオス岳の山名板は無く、笹の中に台が有りザックを下ろししばし休憩。
気温は、17.9℃で意外と喉が渇きません。
セビオス岳へ
緩やかな登りだが、相変わらず悪路が続く。そう言えば秋でもぬかっていたっけな。
長靴の方が良かったかも知れません。
昨日の雨と残雪が余計に泥んこを作り出しているのだ。
田代湿原分岐 7:55
避難小屋のすぐ先は、田代湿原分岐だ。
あれ登山者がいます。
田代湿原からやって来たそうで倒木等が有ったそうだ。
それにしてもマイナーなコースを1人で良く来たもんだ。
私も平成17年9月18日に歩いている。
武尊避難小屋 7:53
三角屋根の避難小屋を覗くと中にストーブと薪が用意され、湿っているが片付いていました。
誰か管理をしている人がいるようです。
悪路の始まり
花咲湿原分岐の先からとたんに悪路となる。
登山道の手入れは殆どされてなく、笹が背丈まで茂り、おまけに泥んこである。
人が沢山歩くので、笹の葉まで汚れているのだ。スパッツを付けても意味がなく、雨具を履けば良かったかも。
花咲湿原分岐 7:30
歩いて行くと、群馬県人口200万人記念映画ロケ地と書かれた看板が目に飛び込んだ。
へーそんな事も有ったか、と一応撮影。
花咲湿原分岐までやって来た。
気温は、15℃と清々しい。
と気楽に歩けたのはここまででした。
武尊山登山口 6:52
登山口で登山者カードを記入し、左の山道へ分け入って行く。
手入れの行き届いた広い登山道を進むと、ブナの新緑が美しく広がる。
ヒメカイウ(姫海芋)の群落が突然現れる。
一瞬水芭蕉と思いましたが、幾つか咲いている花を見ると少し違います。
緩やかな道は、歩き易くぬかるみには木道が掛かる。
ブナの緑もホウの大きな葉も、やさしい緑色が心を癒す。
リフト終点 6:30
ラベンダーリフトの横を登りわくわく体験棟の横に出た。
柵の中からヤギさんがお出迎え。
下の方のレンゲツツジは、少し遅かったかも。
先行者3人を追い越したと思ったが、同時くらいでゲレンデ直登も速く有りませんでした。
武尊命水と言う湧き水が流れ出て飲めるそうです。そして隣の池の周りの木には、モリアオガエルの卵が有りました
武尊牧場スキー場は、2015年片品スキー国体のクロスカントリーコースとなるため、至る所で工事中です。
レンゲツツジの群落ど真ん中をコースが横断しているのです。
なんでこんな事をするのか!。
ゲレンデを登る
草が茂るゲレンデ登りで足元は、朝露でびっしょり。
道を横断し、ゲレンデを直登するとルピナスが綺麗に咲いていた。
左にコースを変更すると1本のブナの木が有ります。
ここで観光客は、白樺リフトからラベンダーリフトに乗換ます。
武尊牧場
武尊牧場内に牛はいません。
管理用の舗装道路を歩き始めましたが、ショートカット出来るので牧場内のリフトの脇を登ります。
牛は居ないおかげで、うんこを踏む事もないのです。
武尊山頂 9:59
武尊山は、武尊山系と区別するため沖武尊とも呼ばれる。
流石に100名山なので山頂には、30人位休んでいました。武尊牧場コースの他に、裏見の滝方向や川場スキー場から登る人が多いようです。
梅雨の晴れ間なので上越国境の山並み上部は、ガスが掛かり、尾瀬の山並みも完全では有りません。
南の天気は良いが、富士山等の遠くの山は見えません。
人が退いたので、私も山頂南側に腰を下ろす事が出来ました。
昼食は、先週と同じく冷やしうどんとおにぎりです。飲み物は、コーラとオレンジジュースで凍らせた水も持っています。
川場スキー場分岐 9:58
山頂手前の川場スキー場分岐では、自転車を担いだ登山者が登って来た。
いやー凄いもんです。フルサイズのマウンテンバイクを担いで来るんだからね。
野営場方向に行き山を降りてから乗るのだろう。
登山道で自転車に乗れる場所は有りませんから。
雪融け水
セビオス岳先で道は、一旦下る。追い抜いてい行った単独さんが、酷いぬかるみで戸惑っていた。
一体何処を歩けば良いのだろう。
その先の登山道は、雪融け水が流れ川になっていて、ゴアの登山靴も水が入り込んで来た。
武尊牧場駐車場 5:44
私の他に車は5台、早くから来る人もいます。
ちなみにリフトは、8:30から運行で料金往復1,000円、片道800円也。
もちろんリフトなど使いません。
仕度をしていると3名程、舗装道路を登って行きました。
登山口へ
登山口手前辺りのレンゲツツジは、丁度見頃を迎えています。
リフトが動いていないので静かな高原を散策出来ました。
この先の森の入口が、武尊山登山口となっています。