大源太(新潟)-七ッ小屋歩き  H20 06-15
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大源太山登山口   6:38

 赤城山にて2度お会いした、赤城さんに自宅まで迎えに来てもらい、高速で湯沢まで移動し、舗装された林道を終点まで行くと、朝早くからもう車が並んでいました。
午後には、天気が良くなる予報だが、朝から晴れている。

ロープ渡渉点   9:09

 心配した雪解け水も少なく、トラロープを頼りに石を渡ります。
これからが大変急な登りになります。

大源太山・七ッ小屋山の花へ

大源太山への急登

 所処、トラロープが張ってあるほど急登になります。
帰りの体力も考え、ペースを落とすがきつい登りだ。
 赤城さんは、さすがにいつも歩いているだけあって、これくらいでは平気なようだ。
植物の知識も豊富で感心してしまう。
同じ趣味を持っていると、話題も尽きる事がない。
辛い登りも、話をしながらだと、これもまた楽しい。

右を向くと、林の隙間から雪渓を流れ落ちる滝がありました。
見ているだけで涼しくなりますが、急登りで汗ビッショリ。
森林限界    10:06

 急な登りを過ぎると、森林限界を越え、尾根歩きになりだいぶ楽になります。
足元には、アカモノのかわいい花がびっしり咲いて、幾つも写真を撮ってしまう。
マクロレンズが欲しくなるなー。

ムラサキヤシオと仙ノ倉山

 梅雨の中休みのおかげで、景色が最高。
シャッターを切る回数も自然と多くなる。

6月10に縦走した事を思い出させる、良い光景です

山域別記録
日付順山行記録
←大源太山   標高1,598m (赤城さん同行)

大源太山下り

 大源太山から南下りは急降下です。
地図にも危険マークがついているように、幾つもの鎖とロープの連続です。
ヤセオネの鎖場に、こちらを登りに使えばと少し反省。
気を取り直し、慎重に先に下る。
長い鎖が下まで達していない所もありました。
最後はロープで締めくくり。

 降りきった所で、カタクリの花が数輪残っていた。
その後は緩い稜線を下って行く。

清水峠分岐へ

 だらだらと登っているようだが、少し登っては大源太山を振り返り、名残惜しむ。
山肌には、ムラサキヤシオが目立ち、足元には、シラネアオイが目立つ。
キスミレ、エチゴキジムシロやイワカガミも多い。

七ッ小屋山   標高1,674.7m (赤城さん同行)

湯沢町山情報HP

山歩き行程 (写真を沢山撮っているので参考です)
大源太林道駐車場-14分-分岐路-2時間23分-大源太山頂休憩16分-1時間29分-七ッ小屋山昼食休憩37分-39分
-分岐路
-59分-シシゴヤノ頭-1時間40分-分岐路
-
11分-駐車場      全工程 8時間12分休憩53分含む   

山行図

 今回は、HP仲間「気ままな男の山歩き」の赤城さんとご一緒。
梅雨の中休みで天気も良く、花の種類も豊富で楽しく登れました。

アカヤシオと大源太山

 青空にアカヤシオが映えわたる。
角度を変えて、幾つも撮影。

 季節を変えて、秋は錦秋が待っているのでしょうね。
大源太山は、1,600mに満たないが「上越のマッターホルン」と言うのも頷ける山だ。

大源太山登山 H20  6月15日
謙信ゆかりの道分岐  6:52

 赤城さんは、昨日庚申山に登っているので、体力が余っていれば、七ッ小屋山を巡ってこちらに下る事にする。
渡渉点   6:49

 有名な丸木橋は、以前流され、立派な足場が架かって安全に渡れます。
雪で潰れてしまうので、毎年架け替えるのだろうか?

大源太山への稜線

 ↑西を見ると苗場山の上から、V字状に雲が伸びている。
→正面には大源太山が待ち構える。
緩やかな稜線歩きの後には、再び急登が待っているが、目の前に頂上が見えるので気分がだいぶ違う。

登山道から巻機山

 以前登った巻機山から、こちらが良く見えていたっけ。
目の前に見えるとまた登りたくなる。
巻機山は、まだ雪が多そうだ。
割引沢は、まだ登れないだろうな。

大源太山頂   9:15 

 山頂には先客が二人、せっかくなので記念に写真を撮ってもらう。
こうやって見ると、腹に肉がついたような気がする。
 絶景の山頂で暫し山談義。
私も赤城さんもこの先、清水峠分岐までと謙信ゆかりの道を歩いた事がないので、あまり疲れていない事も有り南へ下る話となった。

清水峠分岐へ

 だんだん清水峠分岐が近くなるにつれ、笹原が濃くなってくる。
左の山腹には、崩れ落ちた残雪が夏山の始まりを告げる。

分岐へ

 下って行くと林の様子が違う。
若葉も芽吹いたばかりで、つい最近まで雪が残っていたようだ。
道脇にイワウチワが群落を作って咲き出した所だった。
この時期珍しいので、2人で喜び写真に収める。
 他にはツバメオモトや、ミヤマカタバミ咲いている。

 道は九十九折れの急坂が続く、ここを登るのは大変そうだなあー。
雪が残っていれば大変そうな、崩れ気味の場所もあった。


七ッ小屋山へ H20  6月15日

大源太山下鞍部 9:51

 鎖場のため、私達と逆周りで登って行く人が多いようです。

謙信尾根手前の谷には、雪渓が残り、涼しい風が吹き上げる。

尖った大源太山の奥に巻機山

歩いた道

 振り返ると歩いた道がぐるりと見渡せました。
大源太山は低いが険しいなあー。
頂上に数人立っているのが、分かる。
垂直に近いところを、鎖で下って来た訳だ。
七ッ小屋山は、のっぺりしている。

 秋は紅葉が見事でしょうね、また来たくなります。

謙信ゆかりの道

 上杉謙信が関東がに攻め込むときに軍馬を揚げたという言い伝えがあると言うが、果たしてこんな道を通ったのかな?
シラネアオイが多い、これから咲くニッコウキスゲの蕾みも沢山ついている。
まだまだ花が楽しめる道だ。

七ッ小屋山頂   10:44 

 写真ばかり撮っていたので、後続者に追いつかれてしまいました。
写真をお願いした後、お昼の食事で腰を下ろす。
赤城さんから果物を頂き、奥さんの気遣いを感じました。
山頂は、大源太山と違いゆったりしています。
 下山間際、ここの藪払いをやっていたと言う若者に出会い、「高山植物は避けるのか?」と聞いてみたが、「そんな事はしない」と答えた。
夏の終わりに、一緒に刈られても次の年にまた咲くのでしょう。

清水峠分岐  10:39

 左が清水峠、昨年8月に馬蹄形を歩いた時、暑くてやっと登って来た事を思い出しました。
あの時はとても暑く、水ばかり飲んでいた。
今日の気温は23℃だが、風が涼しく感じます。
 すぐ先には、七ッ小屋山の大きな標柱が見えています。
もう一息。

謙信ゆかりの道分岐  1439

 水の音が大きくなった頃、やっと出た。
この後橋を渡り、駐車場に着いたのが14:50、お疲れ様でした。
赤城さんに家まで送ってもらい、大感謝!
楽しい山行きでした。

謙信ゆかりの道分岐  12:00

 真っ直ぐ行くと蓬峠、右がシシゴヤノ頭へつながる。
刈り払われた笹の
道脇には、所処シラネアオイが咲いていた。
 谷川岳にお別れをして謙信ゆかりの道を下る

↑湯檜曽川を挟み、朝日岳山塊(左)と谷川岳山塊

大源太山・七ッ小屋山の花へ

大源太山の地図

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分岐へ

 沢沿いに出ると、シラネアオイの群落に出合った。
日陰は花の色が薄いようだ。
大きな葉に白花を付けた、サンカヨウも咲いている
 沢の下には残雪も残っている。
歩くのは辛くなってきた所に、湧き水があった。
冷たい水を飲み、沢を渡り合流はもうすぐ。

謙信ゆかりの道

 オオカメノキの向こうに茂倉岳からの茂倉新道が続く。
奥にはちょこんと尖った万太郎山が見える。

七ッ小屋山先の湿原

 乾いた湿原には、タテヤマリンドウが沢山咲き乱れていました。

七ッ小屋山下山 

 七ッ小屋山下では、斜面が崩壊していました。
雪解と共に、土砂が崩れ落ちたのでしょうか?
下の写真でも分かりますが遠くから見ても、山肌に無残な感じでです。
 夏場は笹藪が道の両側から覆いかぶさるが、まだこれから立ち上がってくるのであろうか、歩き易い道です。

七ッ小屋山下山 H20  6月15日

七ッ小屋山頂より、360度のパノラマ クリックすると大きくなります。

山の斜面

 山の斜面には、もうヨツバシオガマが咲き始めている。
登山道脇には、イワカガミ・ヒメイワカガミ・タテヤマリンドウ・ゴゼンタチバナが咲いている。

シラネアオイと赤城さん→

 花を見つける度に、2人でカメラをパチパチ、こんな調子でゆっくり山歩き。
足元にキジムシロ、葉の数によりいろいろな亜種があると言う。
花の季節は、楽しみ倍増たまりませんね!

シシゴヤノ頭  12:59

 分岐からシシゴヤノ頭までピークが3つある。
足拍子岳への道は、廃道となって降口が見当たらない。
 道脇にシラネアオイが沢山あり、見頃は少し過ぎたが、立ち止まっては写真を撮る。
ここまで、眺めも良く花の多い良い道だった。

 この先ベニサラサドウダンが咲く、笹を刈った急坂を下る
林に入ると、白いタムシバがまだ咲いている。
雪解が遅かったのだろう。

大源太山頂より、360度のパノラマ クリックすると大きくなります。

慎重に降りる赤城さん

景色を楽しむ余裕はありません。

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