蓬峠を後に
女性2人の宿泊者と縦走路の様子を少し話してから蓬峠を後にする。
茂倉避難小屋泊まりを考えても食料が少ないな。
分岐まで来て武能岳方向は、全く見えないので諦めもついた。
名残惜しいが、降りましょう。
謙信尾根分岐 11:30
下り坂を歩いてきたせいか、清水峠からの登りがきつい!
大量の水が、ザックの中で笑っているようにゴションゴションと音を立てている。
笹は刈ってあるのだが、枯葉が滑り非常に歩き難い。
笠ヶ岳 標高1,852.1m
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:20.8℃
朝日岳 標高1,945.3m
(単独行)
天気:曇り
山頂気温:25.8℃
七ッ小屋山 標高1,674.7m
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:23.8℃
清水峠 11:14
JR送電線鉄塔が見え、清水峠に降る。大きな方がJR送電線監視小屋(左)、小さな方がJR白崩避難小屋(右)。
避難小屋の前で腰を下ろし、ぐったり一休み。
後1時間で蓬峠へ着くのは、到底無理である。
馬蹄形は、完全に諦め意気消沈。
ガスで周りの景色も見えず、力が湧いてきません。
清水峠へ降る
新潟側は、キスゲが沢に咲いているが、深いガスの底で良く見えず。
登山道右側が、崩壊した場所も有り慎重に降りる。30分ほど降ると、清水集落から登って来た初老の人が休んでいた。
清水街道は、堰堤工事で集落先で通行止めとの事。
ジャンクションピークより清水峠へ
朝日ヶ原の水場 9:49
朝日ヶ原を右、宝川方向に少しだけ行くと水場がある。
穴の中から湧き出ているので、汲むにはコップがあったほうが良い。
貴重な水は、冷たく美味しいのでペットボトル3本補給。
これでザックの中に、水分は4リットル。
土合駐車場 17:05
砂利道を歩き土合駐車場に戻る。
一足先に着いた人は、谷川岳から蓬峠を下って私と反対周りでした。
馬蹄形は、残念でしたけど暗くなる前に着いたのは良かったか。
前回尾瀬で無茶をしたので、無理をしないようにしました。
マチガ沢 16:41
増水時注意と書かれたマチガ沢を渡り、ほんの少しで休憩舎のある湯檜曽川沿いの駐車スペースに到達。
15台程度止められるだろう、交通規制で一ノ倉沢までは入れない時は、便利だ。
一ノ倉沢 16:27
水の枯れた幽ノ沢を渡り、一ノ倉沢へやってくる。
この沢は、2つに別れ一方には、橋が掛かっていました。
その後、川原を進み再び登り、マチガ沢旧道分岐にでる。
白樺避難小屋より新道を降る
水場 14:04
分岐から10分弱で、雪渓から流れ落ちる水場に到着。まだ大量に水を背負っているので補給の必要は無い。
その先、アカモノ・キスミレ・タニウツギ・ユキザサ等初夏の花咲き、季節は一月戻ったようだ。
小沢を幾つか渡り降りて行く。草刈は、まだされていないが何度も通った道なので迷う事も無い。
蓬峠より白樺避難小屋へ
大源太山分岐 12:28
急なガレ場を登ると大源太山分岐に出る。右に少し行けば、大源太山の雄姿を見られます、しかしこのガスでは、行っても仕方ない。
笹刈してあるのは、此処まででした。
疲れているので、コースタイムオーバーし思わぬ時間を費やした。
花咲く登山道
冬路ノ頭を過ぎ急坂を登りきった所で、一息入れないと足が進みません。尾根筋には、花が咲いています。
朝日岳よりジャンクションピークへ H23 7月23日
池ノ窪 10:54
気温は、23.3℃と高くは有りませんけど低木林に入って蒸し暑い。
老人の連れらしき2人が、朝日岳を諦め休んでいました。
池ノ窪の池塘は干上がっていた。
暑いぞ!暑い!。
白毛門 -朝日岳-七ッ小屋山歩き 2 H.23 07-23(土)
謙信ゆかりの道分岐 13:30
花咲く尾根を行くと謙信ゆかりの道分岐が有りました。こちらは草刈したようだった
時折、清水峠へ向かう縦走者とすれ違う。
湿原
七ッ小屋山を下ると木道のある湿原にもう直ぐ花が咲きそうなモウセンゴケを発見、他にはキンコウカが咲いていました。
ガスが少し切れて湯檜曽川が見えました。新潟より群馬側の方が、天気が良さそうです。
七ッ小屋山より蓬峠へ
JR見張小屋 16:10
芝倉沢もロープがあるけれど、沢の水は、少ない。
10分ほど休んでJR見張小屋の前を通る。
この先を右に登り、中芝新道へ行った事もあったな。
武能沢 15:27
ジグザグに降り高度は、ぐんぐん下がっている。
後ろでガサガサ音がした、熊と思い振り返ると清水峠からやって来た人でした。
脅かさないでおくれ。
武能沢まで降りると沢登りの人が休んでいました。雪渓は、グサグサだったと言っていた。
沢には、トラロープが張ってあり増水した時の頼りとなる。
道脇にヤマアジサイが多く咲き、縦走を諦めた私の心を癒してくれる。
湯檜曽川沿いの平坦な道を飽きずに進む。
白樺避難小屋 14:46
低木の樹林帯を進むと清水峠からの旧道と合流。
また少し進むと、小さな白樺避難小屋がありました。
JR管理地なので、この辺りは草刈が、行き届いている。
ジャンクションピーク 10:15
キンコウカ・タテヤマリンドウ咲く湿原から少し登り、ハイマツ・シャクナゲ・ツツジの低木帯を過ぎると、ジャンクションピークだ。
右の大烏帽子山辺りまで踏跡があるが、その先巻機山へは、藪漕ぎです。
巻機山方面は、ガスでまったく見えませんでした。
白毛門山 標高1,720m
(単独行)
天気:晴れ
気温:24.5℃
蓬峠 13:40
やっと笹原の中に蓬ヒュッテが、見えました。
1時間以上遅かったので、馬蹄形は無理です。
さて新潟側の蓬新道を降るか、群馬側を湯檜曽川へ降るか思案。3時間で降るとすると土樽駅で電車待ちとなり、土合へ決定。
蓬峠へ
ニッコウキスゲ・ハクサンフウロ・クルマユリ・ハンゴンソウ・イブキトラノオ等、高低差の無い花咲く登山道をのんびり歩く。
キスゲの時期は、少し遅かった。
しかし笹の繁殖力は、大勢いで胸まである場所もで非常に苦労する。
朝露で濡れていたら大変だろうな。
七ッ小屋山 12:33
笹刈されていない道をゆったり歩くと直ぐ七ッ小屋山の標柱が、見えて来ました。
山頂は、幾らかニッコウキスゲが咲くだけで辺りの景色はガスの中なので、全くと言って良いほど見えません。
腰を下ろして、オニギリとコーラで一息。
清水峠より七ッ小屋山へ