5月 3日に登ったばかりだけれど、先週稲包山のシャクナゲが良かったので、そろそろ白毛門から谷川岳とシャクナゲの写真をと狙って出かけました。
上手く行けば馬蹄形縦走をと前日から考えていましたが、早起き出来なかったため蓬峠を新潟側に下ってしまいました。
晴れて富士山まで見える最高の天気で歩け、馬蹄形は残念でしたが良い写真が撮れました。
土合 東黒沢登山口 5:38
土合駐車場に車が、沢山停めてあり、松ノ木沢ノ頭や白毛門からシャクナゲを絡めた写真を撮るために早朝から登る人達が沢山いました。
。
登山口にいたご夫婦さんは、蓬峠から新道を下るという。
私は、土樽に降り電車で戻ろうか?
白毛門登山道
ブナ林の登山道入口から急登がずっと続き、増してや木の根と岩が余計難儀さを作り出す。
20回近く来ていつも思うのだが、なぜ此処が好きになったのだろう。
今日は、3リットル強の大量の水分と食料、カメラのレンズが2本、着替え等いつもより重いザックを背負っている。
そのくせ登山者が多かったのでペースを最初から上げてしまった。
暑くなりたちまちペースダウンを余儀なくされ、ご夫婦さんと単独さんに追い越されてしまった。
最初の30分は、ゆっくり登らなければなりませんが、上手くすれば馬蹄形と心をよぎったので無理をしてしまった。
ヒノキのウロ 6:26
ヒノキのウロは、ペースのチェックポイントである。
速い時で45分、遅くても1時間位なのでその日の調子が判る。
今日は、48分なのでまあまあかな。
数少ない木陰で平坦な場所が、この上に有り、白毛門大滝も見てとれる。
松ノ木沢の頭へ
樹林帯を抜けると、見晴が良くなり南には富士山も見えました。
松ノ木沢の頭 7:32
松ノ木沢の頭からシャクナゲと谷川岳の写真を撮りたかった。
しかし写真の通りで咲き終わった後でした。
数人休んでいたが、私は少々の休息を取り白毛門へ向かう。
この先にもシャクナゲと谷川岳を、撮影出来るポイントがあるのだ。
白毛門山へ
上には、マンサクやタムシバの白い花、足元には、イワウチワ・ナエバキスミレ・イワナシ・タテヤマリンドウ・ミツバオウレン等の花が咲く。
5月3日には、苦労して登った急傾斜の道も雪田が少しばかり残るだけである。
岩が転げ落ちた道が、雪崩の跡を物語る。
白毛門山へ
稜線に雪庇が出来ていた場所は、所々シャクナゲが咲き、思わずカメラのアングルを気にしてしまう。
数人に追い越されても、もう直ぐ山頂なので焦りはしない。
最高の天気に登れた嬉しさをありがたく思う。
白毛門山頂 8:28
天気の良い日は、白毛門山に限る。
馬蹄形に夢を巡らし、山頂で感慨に浸る。
パンをかじりコーラを飲んで、少し休憩しながら遠くの山々の写真を撮る。
今日は、富士山も見え気温が高いが、空気が乾いているようだ。
山頂の人達は、時間も早いのでもっと先まで行くそうだ。
笠ヶ岳へ
白毛門山の北側には、雪田が広がっている。
5月3日に来た時は、笠ヶ岳直下まで雪の上を歩いて行け、時間短縮する事が出来た。
もう殆ど夏道が現れエスケープする事は出来ない。
以前撮った場所もシャクナゲが終わり、また此処も一足遅かった。
群青の空と赤いシャクナゲをカメラに収めたいな。
笠ヶ岳へ
笠ヶ岳への鞍部には、シャクナゲが咲く場所も数箇所有り、何枚もシャッターを切る。
おかげでペースは、どんどん落ち笠ヶ岳へ笹原の急坂を登る頃はバテ気味になって来た。
こんな調子で土樽6時の電車に間に合うかしら?
足元には、雪解け直後なのでショウジョウバカマが多い。
笠ヶ岳山頂 9:37
笠ヶ岳からも谷川山系が良く見える。
ぐっと身を乗り出せば、湯檜曽川も見て取れる。
谷川岳からぐるっと右を見れば黄色い蓬ヒュッテがちょこんと覗く。
あそこまで行かなければ、帰って来れないのです。