白毛門 -朝日岳-七ッ小屋山歩き  H19 07-27
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 梅雨明け間近、馬蹄形縦走を狙っていましたが、出足が遅かったので行ける所まで歩いて見ました。
まだ花は残っているだろうか。 昨年は水不足で断念したのだが、さてどうなるやら。

朝日岳の地図

白毛門〜蓬峠で出会った植物へ

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白毛門登山 H19  7月27日

松ノ木沢の頭   7:42 

 先行者がお一人、初めての白毛門だそうです。
私も久しぶりの、急登なのでだいぶ参りました。
下着もタオルも汗がびっしょり !
 樹林帯歩きは、いつもよりペースが落ちてしまった。
水を3リットル、着替えと一眼のカメラ、いつもより重いのかも?
白毛門はよく見える、気合を入れてもう一息!

松ノ木沢の頭より一ノ倉沢 

 谷川岳頂上はガスが架かって、せっかくの景色なのに残念です。
天気が良くなるといいのですが・・・

白毛門登山道より

 松ノ木沢の頭を振り返ります
足元には、ニッコウキスゲやキンコウカ咲いている。
遠くには子持山も霞んで見える。
下界は、今年一番の暑さだと言うが、曇り空で足を止めれば
涼風が心地よい。

笠ヶ岳へ  

 山頂までは、笹原の一本道、頂上手前南東面にキスゲの小群落がありました。
白毛門-笠ヶ岳間は、山頂がずっと見えるせいか、近く感じられます。

笠ヶ岳山頂   9:33

 笠ヶ岳山頂には、新しい標柱が建っていました。
谷川岳は、だいぶガスの中に入ってしまった。
頂上手前で、後続の蓬峠へ向うMさんに追いつかれてしまいました。

 お互いに写真を撮り合い、今度は私が後から行く事に。


朝日岳へ H19  7月27日

笠ヶ岳を振り返る

 振り返ると、キスゲ群落が広がる。
しっかり目に焼き付けて、先を急がなくては。
もう心は朝日岳の先のお花畑に向っています。

朝日ヶ原   

 目を左に移すと下に3つの大きな池塘が並んで見えました。
残雪も少しだけ残っています。
遠くに霞んで、武尊山が見えます。すっきり晴れていれば雄大な眺めでしょうね。

ジャンクションピーク  11:29

 湿原から少し登り、ツツジの低木帯を過ぎると、ジャンクションピークに出ます。
右へ行くと巻機山です。
難路、道無しとありました。
巻機山頂は雲でまったく見えませんでした。

朝日岳-清水峠間   

 清水峠は、ガスの底
これでもかと言うほど、どんどん下って行きます。
新潟側、群馬側の山並みももちろんガスでよく見えず。

池ノ窪   

 池塘の傍を回り込みます。
振り返り下を見ると、池に山が写っている。
高度が下がったせいか、暑い!暑い!。

清水峠 水場

 旧道に下りて、最初の沢に水場があります。
ちょろちょろと、ほんのわずかな水が沢を伝わって流れていました。
昨日雨が降ったのに、大変少ない、これでは渇水期には枯れるかも?
おまけに土も混じりお勧めできません。

七ッ小屋山へ  

 下り坂を歩いてきたせいか、清水峠からの登りがきつい!
笹は刈ってあるのだが、切り口が出ていて非常に歩き難い。
急坂を登りきった所で、一息。
歩いてきた道を振り返る、朝日岳はガスの中だが、清水峠の笹原が綺麗だ。

七ッ小屋山頂  13:43  

 緩やかな七ッ小屋山頂に着いた。
Mさんの宿泊地の蓬ヒュッテは、すぐそこだが、私は土樽で最終電車に乗らなければならないので、先を急ぐ事にした。

七ッ小屋山頂より大源太山 

 ガスが一瞬切れ、大源太山がのぞいた。
隣の山なのに、なぜもこれほど険しいのであろう。
紅葉の頃登れば、さぞかし綺麗だろうな。

七ッ小屋先から谷川岳    

 謙信ゆかりの分岐から、途端に笹薮がすごくなる。
腰丈もある笹をかき分け進みます。
こうして遠くを見ると、笹原も綺麗なのだが・・・。
朝露があれば、たちまちビッショリになるでしょう。

蓬峠    13:47   

 やっと蓬峠の、黄色い蓬ヒュッテが見えました。
山陰なので、近づかないと見えてきません。
 泊りのMさんとはここでお別れ。
二人でとても楽しい山歩きになりました。
すでに宿泊者の方が、数人ベンチで話をしていました。
私は馬蹄形縦走をあきらめて、蓬新道を下ります。
すぐ前に一組下ったそうだ、追いつけるかな?

渡渉点  16:16 

 長い長い急な下りもここまで、この先は沢沿いで、石の多い歩き難い道でした。
もう少し整備されていると思いましたが、草も多く意外と大変。

林道終点  16:41

 砂防堰堤の工事をしています。
土樽から此処まで車で来られるようでした。
これより45分、長い車道歩きが待っています。

土樽駅  17:26

 日が落ちる前に、余裕で最終電車(18:12)間に合いました。
先に蓬峠から降りた2人が電車まち、地震の影響で遅れが出ているとか。
しかし定刻に水上行きの最終電車が到着。
 明日の仕事が無ければ、茂倉避難小屋に泊り、馬蹄形縦走が達成できたのに残念でした。
ヘッドランプを点け、早くから行動すれば、一日で縦走出来るかも? 体力が続けばの事だが・・・

白毛門〜蓬峠で出会った植物へ

朝日ヶ原   

 朝日岳北側湿原
池塘が点在する高層湿原、
高山植物の宝庫だそうです。
しかしニッコウキスゲが少しだけ点在するのみで、花はほとんどありません。
とても期待しただけに、大ハズレ。チングルマも
穂になっていました。

白毛門 (単独行)標高1,720m
笠ヶ岳 標高1,852.1m
朝日岳 標高1,945.3m
七ッ小屋山 標高1,674.7m 
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
土合登山口 -1時間52分-松ノ木沢の頭休憩9分-40分-白毛門山頂
休憩15分-47分-笠ヶ岳山頂休憩6分-1時間06分-朝日岳山頂食休憩18分-
26分-
ジャンクションピーク -1時間09分-清水峠休憩21分-44分-七ッ小屋山休憩5分-51分-蓬峠休憩6分-1時間28分-渡渉点-25分-林道終点
-23分-茂倉新道分岐-22分-土樽駅電車待ち46分18:12=電車10分=18:22)土合駅-5分-土合駐車場  全歩行工程(土合登山口-土樽) 11時間36分

笠ヶ岳避難小屋  9:41

 山頂を少し下った所の避難小屋。
キスゲが点在する道を進み、鞍部を見下ろすと見事なニッコウキスゲの群落でした。
 群落にはハクサンフウロも入り混じり、今回の山行きの中で、最も綺麗な場所でした。
撮影してる間にMさんは、ずっと先に行ってしまいました。

山行図

朝日岳へ  

 朝日岳が近くなるにつれ、花の種類が増えてきました。
シモツケソウ・オオバギボウシ・イブキジャコウソウ・ミヤマコゴメグサ・イワオトギリ・ミヤマゼンコ・ヒメシャジン・ホソバヒナウスユキソウ他沢山。
図鑑を片手に探せば楽しそうです。

土合 東黒沢登山口   5:50

 土合駐車場に車が1台だけ。
先客がいるのだろうか、縦走するには、出足が遅すぎたようだ。
今年初めての白毛門の登り、少なくとも笠ヶ岳までは行きたい。

白毛門山頂より北方向

 左「笠ヶ岳」、右「小烏帽子、大烏帽子」。
さてこの先何所まで行こうか?
 今度は、蓬ヒュッテに泊ると言う人が到着。
先行者が見えたのでペースを上げたそうだ。
元気な方で、おそらく2時間半を切って此処まで登ったようだ。

私は一足先に、笠ヶ岳に向け出発。


笠ヶ岳へ H19  7月27日

白毛門山-笠ヶ岳間  

 ここからが、一ノ倉沢が良く見える、一番好きな場所です。
しかしまだガスが取れません。
前日の雨で道がぬかるんでいました。

朝日岳へ  

 
小さなピークを登り下り、先はまだまだ見えません。
Mさんは、一山先を歩いています。
私は、写真を撮っていた分遅れたようです。

朝日岳へ  

 朝日岳がずっと先に見えました。
登山道はずっと草が刈り払われて歩きやすきなっていました。
歩く人が少ないのに、ありがたい事です。

朝日岳山頂   10:45

 朝日岳、Mさんについて行ったので、前回より短く感じました。
この近くの岩場には、ホソバヒナウスユキソウが沢山咲いていました。
 お昼に早いのですが、二人で昼食です。
ここまで花が多かったので、高山植物の宝庫と地図に載っている、朝日ヶ原湿原が楽しみです。

朝日岳より笠ヶ岳方向

 やはりガスの中、いい景色なのに残念です。
晴れていれば雲の向こうに谷川岳が見えるはずです。
梅雨明け前なので仕方ありません。



清水峠から七ッ小屋山 H19  7月27日  

七ッ小屋山へ  

 七ッ小屋山頂もガスが架かる、右下に池塘が見えた。
この先は緩い登りの後、勾配がきつくなる登りきると、大源太山分岐路からは、笹が刈り払われていません。

その先がすぐ七ッ小屋山頂。
この辺も花が笹原の所処咲いている。


七ッ小屋山から蓬峠  H19  7月27日

蓬峠へ    

 笹薮はこんな具合です。
猛烈なヤブ漕ぎ、足元が見えないので、たまにつまづいたりします。
笹原の中には、ニッコウキスゲ・アキノキリンソウ・イブキトラノオ・ヨツバヒドリなどがあり、単調な笹原とは一味違う。
 前方には湿原
があり、笹原も一休み。
湿原には、モウセンゴケが沢山ありました。


蓬峠から土樽 H19  7月27日

蓬峠下 水場  

 蓬峠より8分ほど下るとに最初の水場があります。
蓬峠からでは、土合方向もこちらも同じ位の距離です。
しかし一旦下ると、疲れた体で戻るのは大変ですね。。

 この先にも沢が幾つかあり、冷たい水で体を拭いて汗をぬぐいリフレッシュ。

蓬新道 下山 

 関越高速土樽PAがずっと先に見えました。
 蓬新道は、これより先九十九折れの林の中をぐんぐん下ります。

白毛門山頂  8:31

 ガスが晴れれば、一ノ倉沢が先に見えるのだが。
休んで着替えていると、追い抜いた方が遅れて到着。
朝日岳まで行きたいと言うが、笠ヶ岳の向こうは大烏帽子で頂上はずっと奥にあると伝えると、笠ヶ岳までにすると納得。

朝日岳から清水峠 H19  7月27日

宝川温泉分岐  

 宝川方向から登山者が来ました。
水場はこの先には無いそうだ。
宝川分岐先1分の所の、これが地図の湧き水のようです。
上から流れ落ちていないため、コップでペットボトルにすくいました。
此処まで水場が無かったので、大変貴重です。

朝日ヶ原   

 朝日岳を振り返り一息。
谷川山系でこれだけ広い山頂湿原は、ここだけです。
谷川岳の荒々しさと違い、木道をゆったり散策

朝日岳-清水峠間   

 
鉄塔下まで来ると、清水峠がすぐそこだ
笹の刈り払われた、登山道や巡視路が山肌に蜘蛛の巣のように刻みこまれて、とても美しく見える。
いつか、旧国道や謙信尾根も歩きたいものだ。

清水峠     12:38

 大きな方がJR送電線監視小屋(左)、小さな方がJR白崩避難小屋(右)。
監視小屋の前にザックをおき、土合方向に二人で水を汲みに行く事にする。

七ッ小屋先から朝日岳    

 左を向くと朝日岳方面のガスが晴れた、右端の白毛門からジャンクションピークまでよく見える。
下には、湯檜曽川も少し見えた。

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