荒沢岳稜線
荒沢岳稜線の稜線に出ると紅葉が見頃になっていました。
例年より、今年は1週間程度早いようだ。
急に寒くなったのでモミジが特に鮮やかである。
山頂は、まだ西のようだ。
未丈ヶ岳
荒沢岳稜線
多少のピークを越え山頂に向かいます。
南より北斜面の方が一層鮮やかである。
山頂に向かうともう引き返して来る人もいました。
新しい地図には、灰ノ又山から兎岳にかけて縦走路が記されたようだ。
おそらくここを歩く人は、縦走者が多数いるのだろう。
中ノ岳
荒沢岳へ
尾根にわずかに生える松は、枝が東に張り出していた。
幹も傾きこれだけ冬の風雪が厳しいのだろう。
耐えられず枯れた物も幾つか。
こんな所でも綺麗に草刈りされて管理する人達のやさしさが伺える。
前ーを過ぎれば後は簡単に考えていた所、これがなかなかの急坂なのだ。
ただ、紅葉がぼちぼち現れて来たので心は癒される。
赤いナナカマドの向こうには、紅葉に染まる荒沢岳が見えました。
これは期待できそうです。
上部の鎖場
帰りの鎖場はより慎重に降りねばなりません。
特に鎖の無い場所は、足場を良く確かめ四足バックで降ります。
荒沢岳
前ー 8:01
やっと先が見え尾根に出ました。
前ーまでは、ほんときつかたー!
これをまた降りるの嫌ですね。
もうぐったり一休み腰を下ろします。
パンを食べていると羽根蟻がいっぱい寄って来た。
追い越したグループは、そのまま進行。
前山へ
沢に伝之助小屋の水源らしきものが有りました。
朝日の当たるブナ林の登りは、とてもきつい。
道は草刈りされ踏み跡もしっかりしています。
銀山平登山口 13:44
別コースの出口付近は、草だらけでコースを見失った。
トラロープが張って有るのでこちらの道は廃道にされたのだろう。
駐車場に帰ると路上駐車も有り、賑やかでした。
停める所が無い場合は、日光橋脇が良いだろう。
荒沢岳 9:34
先にいた人は、縦走して行くと言う。
これから丹後山避難小屋に泊る人と中ノ岳避難小屋に泊る人と別れるのだろう。
先の景色を見るとこのまま歩きたい衝動にかられて来る。
後から来た人達は、200名山・300名山を目指していると言っていた。
前山 6:06
前山は、三角点が有るだけです。
奥只見湖は、雲海の下に隠れている。
ここで休もうと思いましたが、もう少し先にしよう。
銀山平登山口 5:26
駐車場は一杯なのに続々と車がやって来る。
ポストに登山カードを入れて歩き出す。
自転車が一台デポしてある、何処に向かったのだろう。
前山手前分岐 13:11
前山へは、だらだらと下りが長い。
地図には、前山手前左側に別コースが有るので歩いてみましょう。
こちらは踏み跡程度の道で誰も歩いていません。
ブナの木に熊の爪痕、そして新しいフンも有る。危ない所で来るべきではありませんでした。
下部の鎖場
下部の鎖場は、梯子も有るので危険度は低いが日陰で湿った場所は滑ります。
林の中で周りは見えませんが、かなり急傾斜なのです。
前ーへ降る
上部は紅葉が有るが、半分から下はまだ青葉です。
先に降って行く人は、結構早く追いつけません。
荒沢岳稜線を降る
まだ登って来る人がいます。
朝早くは縦走者、この時間は荒沢岳ピストンでしょう。
時間に余裕が有るのでゆっくり降りましょう。
やはり北斜面の方が色が良いですね。
鎖場後半
前の方を見ると岩山の峰が連なる。
まるで八海山の八ッ峰のようだ。
いったい何処を登れば良いのだろう。
良く見ると下にトラロープが有る。
一旦降りてからぐるっと巻いて登るらしい。
その先を辿ると先行者が、岩場に取り付いている。
おそらくあそこが一番の難所なのだろうな。
下に降りて斜面をトラバース、この辺りにはチョジギクやダイモンジソウ・タテヤマウツボグサが咲いていた。
一旦鎖を登ると草付きの岩場が顔を出す。
少しでも足掛かりの有る場所は、鎖も有りません。
登って行くと見えていた先行者に追いつきました。
お年を召した方もいるので慎重だったのだろう。
前ーへ
前山から幾つか小ピークを越えて行く。
この辺りは、余裕で歩けます。
後ろから女性が、速歩きで追い越して行く。自分も遅くは無いが、とてもついて行けません。
日陰に、ポツリとカシワバハグマが咲いていた。
前ー取付 7:03
10月 7日の午前中、ヘリコプターによる山岳救助訓練がこの辺りで行われるようです。
前ー取付の鎖場が現れる前に一休みしているご夫婦がいました。
たまらず自分も一休み。
この先、どんな試練が現れるのか。
鎖場前半 7:27
前ーへは、急傾斜で鎖と梯子の連続だ。
覚悟はしていたがかなり厳しい所です。
岩の間を抜けて少し横歩き、また鎖と梯子。一体幾つ登るのだろう。
やっと稜線に出たと思ったら、なんだまだ前ーでは有りません。
左に駒ヶ岳を見てため息をつく。