阿能川岳山頂

朝日岳

小出俣山
阿能川岳山頂より 360度パノラマ クリックすると大きくなります。
阿能川岳下山 H21 3月21日
阿能川岳下山   

 たちまち時間が過ぎ頂上には、1時間20分もゆっくりしてしまった。
素晴らしい山頂での景色を後に山を降りてゆく。
気温が高くなり、少し足が潜ってくる。
 下から4人、その後また4人とまだ登って来る。
3連休の中日、見かけただけでも、今日20人は登っただろうか。
残雪期しか楽に登れないので、人気の山になったのだろう。

白毛門
鍋クウシ山?  8:37

 山名板を探したが見当たらない、鍋クウシ山だろうか。
少し大きな桧らしき木があり、雪が解けている。
いつまで登っても、阿能川岳頂上が見えないので、始めて来る人は心もとないだろう
阿能川岳 標高 1,611.3m  (Mさん同行)
天気:快晴   山頂気温:14.3℃
凍った溝   12:49

 難所の凍った溝には、ザイルが張ってありました。
86歳の方を安全に行動させるためだったのだろう。
私達もありがたく使用させて頂きました。
三岩山-天子山間が、難所だがあまり難儀をすることなく下山できました。
三岩山から阿能川岳へ   

 遠くに至仏山が見える。尖ったのは笠ヶ岳だろう。
雪庇もそれほど大きくなっていないので端を歩かなければ危険は無い。
 トレースは、新雪で埋まってしまったが、新雪は2cm位積もっているだけだ。
昨日の新雪で風紋が出来ている。
本日のベストショットが撮れてラッキーでした。

 こんな山でも危険は付き物、11日谷川岳南面では2人遭難したらしい。
16日捜索は中止され現在も見つかっていない。
阿能川岳登山道      

 三岩山手前では、岩を左に巻いたり右に巻いたりし、尾根伝いには歩けません。
頂上手前の3っの岩で三岩山と言う事なのかな。
三岩山   10:00   

 三岩山は、見晴らしが良い。
此処まできたら阿能川岳がやっと見えました。
ザックを下ろして一休み。
風があるのでまた上着を着込む。
追い越して来た方達は、まだ難所を抜けていないようだ。

三岩山から阿能川岳へ   

 三岩山-阿能川岳間は、緩やかな広い尾根の雪原や雪庇の上を楽しく歩ける。
Mさんも感激しカメラを手放せません。
阿能川岳山頂は、もう直ぐだ。
 山頂東斜面を下っている人達が4人ほど見れる。
谷川PA方向から登って来たのでしょうか?
スキーを担いで来る人も昨年いたので、すべり降りるのかな。
 群馬100名山に選ばれ、残雪時に登られている人気の山です。
他の季節に登る人は少ないと思いますが、雪解後は笹とシャクナゲの藪になり、難儀をすることになります。
夏には
ヒルが出ます。

 道路には、雪がありませんが凍結箇所が有り、注意が必要です。

 今年は、昨年と比べて雪が大変少なく歩きやすくなっていますが、天子山-三岩山間は危険箇所も幾つか有りますので無理は禁物です。

 コースは所処赤テープがありますが、山頂標識が見当たらないので、何所の山を通過しているのか分かりません。
トレースが、沢山付いていてほとんど稜線を北に進むのですが、天子山-三岩山間の難所は、所々西に巻いて進む所が有ります。
 雪山ですので、天候・装備等十分気を付けて行動しましょう。

仏岩登山口駐車場  15:04

 予定の時間に無事到着。
私達も含め車が5台、反対側に1台こちらの方はタクシーを降りる所でした。
違う方向に方向に下山して呼んだのだろうか。
良い天気で最高な山行きで、Mさんも大満足でした。

阿能川岳下山   

 天子山と鍋クウシ山の間にテントが張ってありました。
飛ばされないように、しっかり紐で木に縛り付けられ、雪で周囲を固め完璧です。
さて夜は、どれ位冷えるのだろうか。
阿能川岳登山 H21 3月21日

阿能川岳の地図

HOME

仏岩登山口駐車場  7:00

 駐車場には、既に5台ほど止まっていました。
後から来たグループもテント泊をすると言う。
吾妻耶山に登った人もいると思うが、今日の阿能川岳は大賑わいになりそうだ。
昨年は、駐車場から雪の壁を乗り越えたが、今年は50cm程の段差を登っただけでした。



赤谷越へ

 同行したMさんは、初めてなので逆方向に登って行くので戸惑ったそうだ。
杉林は踏み跡が沢山付いている。
雪も少なく、多い所で25cm位だ、昨年とはだいぶ違う。
私は、最初からアイゼンを装着して行く。
阿能川岳登山道      

 心地よいブナ林を登ってゆく。
このコースでは、急坂のほうだがあまり辛く感じさせない。
木の元の方は、風が巻くので雪が積もらないそうだ。
先行者のトレースの跡が、深く出来ていて歩きにくいので、なるべく平行したコースを辿る方が、雪が締まって歩きやすいのです。
 汗をかいてきたので、ジャンバーを脱ぐ。
送電線鉄塔  8:01

 此処までで巡視路が終わっているので、道が無くなる
鉄塔の傍らで、Mさんもアイゼンを付ける。
 遠くに送電線が見えるので、そこまでは道が付いているだ。
送電線を南西方向にたどると、白く浅間山が見えた。
阿能川岳山頂  10:42   
 予定より幾分早く到着。風が少しあるが、暖かい日だ。谷川岳天神尾根には、蟻の行列のように登山者が連なっている。
Mさんも私も座り込む前に、カメラでパチパチ山頂周辺を歩き回り、谷川岳から俎ーの衝立のような絶景に感激一塩。
後から追い越した4人、また2人その後にも次々到着。 
前橋から来た4人のパーティーうちには86歳にもなるおじいさんもいました。
こんな齢で雪山に登って来られる元気な方は、ほとんどいませんね。 これまた感激!記念写真を撮りました。

阿能川岳山頂より俎ーと谷川岳

谷川岳

仙ノ倉山

至仏山
武尊山
雪庇の向こうに至仏山と武尊山
ピーク雪庇の上から振り返る
凍った溝   9:37

 写真では判り難いが、ハイ松マツ隙間の穴のような溝を降って行くが、凍ってツルツル。
落ちれば下まで滑り落ちる、此処が一番の難所のようだ。
アイゼンの歯が凍った岩を噛む、枝に捕まりながら慎重に動かなければなるまい。
この辺が、藪の中に入ったり一番歩き難い場所でした。
岩峰を振り返る
岩峰  9:12

 昨年一番の難所だった、木の茂った岩峰だ。
ピークを越えるのは、至難の業なので左を巻いて行く。
傾斜が急なので枝に捕まりながら、ずり落ちないように注意して進む。
昨年は、大雪で亀裂が入って危ない場所だったが、トレースが沢山付いていた事も有り今年はすんなり歩けた。
Mさんもそれほど苦労しなかったようだ。
 気温は、高いのだがこの辺りから風が少し強くなってきました。
阿能川岳登山道    9:27

 昨年は雪庇が口を開けて、藪の中に回り込んだ場所だが、今年は端を歩けば大丈夫だ。
だんだん見晴らしも良くなる。
後ろを振り返ると高度を上げたせいか、南から東の山が良く見渡せる。

 ピークの先にで、先行者の4人に道を譲ってもらった。
6:30から登り出したそうが、この辺りで難儀をしているようだ。
天子山?  9:02

 この辺が、天子山だろうか。
大きなピークが無いので良く判らない。
南東方向には、赤城山・三峰山、手前に吾妻耶山が見えた。
急坂は無いので、ここまでは楽に登れた。
阿能川岳登山道      

 昨年雪庇の壁を掻登った場所だ。
少し左に巻けばすんなり通過できた。
昨年の苦労がうそのようで、ピッケルは必要ありませんでした。
阿能川岳登山道      

 鍋クウシ山から天子山間は、雪庇の上を心地よく歩ける。
雪庇の状態も良く、昨年のように亀裂も入っていない。
この季節ならではの楽しみ方だ。
阿能川岳登山道      

 ブナ林を登り上げると、小ピークだが先にまだ高い場所がある。
雪の状態も非常に良く沈み込まない。
昨日水上は雨だったが、この辺も冷たい雨が降り、今朝の寒さで凍ったのか。
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
仏岩トンネル駐車場-21分-赤谷越-29分-ヨシガ山-47分-鍋クウシ山-1時間23分-三岩山休憩14分-28分-阿能川岳山頂 昼食休憩1時間20分-25分-三岩山-1時間27分-鍋クウシ山
休憩5分-31分-ヨシガ山-22分-赤谷越-17分-駐車場       全工程7時間4分休憩1時間39分含む
赤谷越      7:21

 此処から北に進路を変える。鉄塔までは、巡視路が出来ているので歩きやすい。
日向はだいぶ地肌が出ているが、枯葉の下は凍っている場所もあるのでアイゼンを付けたまま進む。
ヨシガ沢山  7:50

 こんもりした雪原が、ヨシガ沢山であろう
積雪も現れてきて此処までは、とても順調だ。
阿能川岳山歩き H21 03-21
 1280×1024で最適化しています。
山域別記録
日付順山行記録
阿能川岳下山   

 下を見下ろすと、谷川PA、先には水上温泉街。
三峰山に赤城山、景色が良いと下山も楽しい。
おかげで、帰りも沢山写真を撮ってしまいました。
木の洞

 鳥や小動物に持って来いの穴が開いている。
啄木鳥の跡も有り、住人がいるようだ。
阿能川岳登山道      

 右に武尊山を見ながら雪庇の左をゆったり登って行く。
これほど沢山トレースが付いている所を見ると、この時期沢山の人が歩いているのが伺える。
新しい踏み跡も3-4人分あるので、そのうち追いつくだろうか。
HOME
inserted by FC2 system